北方謙三 【北方塾】 本の学校
●吉川英治文学賞 受賞
著書 「楊家将」 で、この度 北方謙三さんが 吉川英治文学賞を受賞されました。
おめでとうございます。


●2003年2月に、トークイベントで鳥取・松江にお越しいただいた北方謙三さん。
イベントの際、ご来場のお客様よりいただいた北方さんへの質問は、講演中に紹介した方以外にも たくさんのお客様からいただきました。
この度、北方さんのご好意で 当日紹介できなかった質問にも ご回答いただけることになりました。
是非、みなさんの「読書ライフ」のご参考にしてください。

2004.7.12 更新

Q:NHKの「人間講座・三国志」を毎回楽しく観させていただいています。
さて、放送で北方先生はホテルからの講義をされていましたが、あの撮影は海外からの撮影だったのでしょうか?
(ヤシの木が映っていましたし、窓からの風景が異国を思わせるような感じでしたの
で)

A:
あれは、海外でもホテルでもありません。私の自慢の別荘です。
あまり自慢すると嫌味でしょうが、自慢なものは仕方ありません。
なにが自慢かって、庭先に桟橋があり、自分の船を係留できることです。
そして建物まで、車で行くことはできません。
300メートルほど歩かなければならないのです。
Q:最近読まれた本や、ご覧になった映画やテレビで 先生が思わず泣いてしまった!という作品がありますか?
あったらタイトルなど教えてください。

A:
最近は、あまり読書をしません。
歴史の資料などを読みこむのに時間を費やしてしまいます。
小説を読むのは、ほとんど仕事です。
つまり文学賞の候補作などを読むわけです。
仕事だと愉しめないし、泣いているわけにもいきません。
映画は、月一本ぐらいですかね。泣けるものには出会っていません。
映画で涙を搾られたというのは、昔のものですね。
『ひまわり』『ニューシネマパラダイス』『イルポスティーノ』などですかね。

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北方謙三

昭和二二年十月二六日
佐賀県唐津市に生まれる
血液型 A型
中央大学法学部法律学科を昭和四八年三月に卒業

昭和五六年 『弔鐘はるかなり』を集英社より出し 肉体を中心にした新しいハ−ドボイルド小説を目指す
昭和五八年『眠りなき夜』(集英社)で第一回日本冒険小説協会大賞 第四回吉川英治文学新人賞を受賞する
また五九年には『檻』(集英社)が第二回冒険小説協会大賞を六〇年に 『渇きの街』(集英社)が日本推理作家協会賞 『過去・リメンバー』(角川書店)で角川小説賞を受賞

平成元年 南北朝期九州を舞台にした『武王の門』(新潮社)を著し 歴史小説の分野へと挑む
平成三年 歴史小説の第二作 『破軍の星』(集英社)で柴田錬三郎賞を受賞する
平成十五年一月現在で百四十三作出版 このうち『逃がれの街』『友よ、静かに瞑れ』『黒いドレスの女』『棒の哀しみ』『渇きの街』『明日なき街角』が映画化 
『水色の犬』『標的』がビデオシネマ化されている

最新刊は『水滸伝九 嵐翠の章』(集英社)
平成八年『三国志』の書き下ろしをはじめ 十年十月完結。全十三巻

趣味は車の運転 現在 マセラッティ3200GT,マセラッティスパイダー,を気分によって乗りわけている
アメリカ スペイン モロッコ フランス 東ヨーロッパ カリブ海 西アフリカ 東南アジアなども車で旅行し『疾走の夏』『遠く、ただ遠く』『国境流浪』など旅行記として発表している

写真撮影にも凝っており 海外取材のおりにはカメラを手放さない
平成二年椎名 誠,立松和平,夢枕 獏らと写真展を開催 好評を博す
平成四年 初の写真集 『黒き肌への旅』(学習研究社)を出版
集英社の神尾シリーズのハードカバー装丁写真はすべて自分で撮影したものである
平成五年 小型船舶一級免許を取得 仕事の合間には海をクルージングしひたすら大物を釣り上げることを目指している
平成十二年より直木賞選考委員を務める。
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