●「本の学校」は今井書店グループが鳥取県米子市に開設した。
次はその趣意書である。本の学校
「本の学校」は活字離れが言われ、読書の大切さが再確認されている今日、地域の人々の生涯学習と出版業界人の研修の場として設立する、今井書店グループ120周年記念事業です。
書店人が社会的にその職能を認められるためには、日本にもドイツのような学校が必要だと、今井書店の三代今井兼文は、つねづね言っておりました。その遺志をつぎ、ドイツの書籍業学校に学び、更に読書推進や図書館づくりの読者の運動、なかでも1987年「本の国体」といわれたブックインとっとり‘87「日本の出版文化展」を源として、「本の学校」の構想は生まれました。
秀峰大山を望む、かつて「本の国体」のメイン会場となった米子産業体育館前に「本の学校」と名付けて建設した所為であります。
出版業界の実習を兼ねるモデル書店・今井ブックセンターとメディア館、出版文化を理解するための本の工房、本の博物館、図書室、子ども図書室、研修室、多目的ホールなどの施設に加え、この地の製紙、印刷、製本工場などの協力も得て、出版業界人研修や生涯学習の講座、講演などを行います。
21世紀の「本の学校」正式開校をめざし、微力ではあっても郁文塾と呼んで努力を重ね、本の学校準備会に集う著者から読者に至る多くの人々の輪を拡げ、ともに歩み続け、人で輝く出版文化の明日を拓く一助になればと念じています。
皆様のご指導、ご支援、ご参加をお願いいたします。1995年1月12日
今井書店グループ
【施設概要】
本の学校 所在地 〒683−0801
鳥取県米子市新開2丁目
3番10号MAP
敷地面積 2,329坪 延床面積 849坪 本館一階 書店(実習書店) 文藝書専門店 本の博物室
喫茶 計479坪 本館二階 研修室 多目的ホ−ル 講師室 談話室
本の図書室 こども図書室事務局 計131坪 メディア館 CDなど音楽などの
ニュ−メディア関連売場(実習店) 計240坪 ブックモ−ビル 搭載冊数 2000冊 駐車場 200台 協力施設 王子製紙米子工場 (車20分)
日宝製本米子工場 (車20分)今井印刷株式会社 (車20分) 事務局 Tel (0859)31-5001
Fax (0859)31-9231 開 館 元日以外10時より
夜10時まで
(二階施設 平日10時〜17時50分
日曜日・祝祭日 10時〜16時50分)
三代今井兼文
1890年(明治23)―1985(昭和60)。
今井書店(本社 鳥取県米子市)三代社長、日本書店組合連合会副会長を勤め、退いてからは顧問として終生、業界の発展に尽力した。書店後継者の育成のために、日本にもドイツの書籍業学校のような職能養成施設が必要であると言い続けた。![]()