1995年から5年間にわたり、鳥取県大山町で開かれた「本の学校大山緑陰シンポジウム」は、その後ほぼ2年ごとに場所を変え、2006年には「出版産業シンポジウムin東京」に引き継がれました。

今年6回目を迎える「本の学校・出版産業シンポジウム2011」は、7月9日(土)、東京国際ブックフェアが開かれる東京ビッグサイト会議棟で、第一部「いま改めて書店について考える」と4つの分科会を開催いたします。

昨年来の“電子書籍”騒動のなかで、ややもすると書店は早晩消え去る業種のようにみられることがありますが、現実に人々を惹きつけ続けている書店は各所に存在します。しかも、日本は1万4000店と世界的にみても極めて多くの書店が存在する国でもあります。一方で、ここ10年にわたり書店数は減少を続け、新たに参入する創業者がほとんど存在しないという構造的な課題を抱えています。そうした書店が将来展望を持つためのビジョンや、人材の問題、図書館との関係、新しい取引方法の模索など、多面的な視点から議論を深めます。皆様のご参加をお待ちしております。

  • 日時 2011年7月9日(土) 10:00~16:00
  • 会場 東京ビッグサイト会議棟
  • 受付(9:00~10:00)
  • 第1部 メインセッション 10:00~11:40 シンポジウム
    いま改めて書店について考える―本屋の機能を問い直す
  • 第2部 分科会 12:40~16:00
    分科会1/2 12:40~14:10 定員各140名
    分科会3/4 14:30~16:00 定員各140名
  • 第3部 懇親会 18:00~20:00
  • 参加費 シンポジウム [無料] 分科会(前年の記録集付き)+懇親会 [7,000円] 分科会のみ(前年の記録集付き) [3,000円] 懇親会のみ 5,000円
  • 主催●本の学校運営委員会
  • 運営●出版産業シンポジウムin東京実行委員会
  • 協賛●日本書店商業組合連合会 書店新風会 日本書店大学 日本書籍出版協会 日本雑誌協会 出版文化産業振興財団 版元ドットコム 日本出版学会

第1部 メインセッション

 

●<シンポジウム> 10:00~11:40  共催●リード エグジビション ジャパン

いま改めて書店について考える―本屋の機能を問い直す

電子書籍が大きな話題になる中で、書店が衰退業種のようにみられることもある。確かに書店界全体でみれば、この10年で日本の書店数は大幅に減少し、
新規参入が少ないという構造的な問題を抱えているが、現実には今でも多くの人を惹きつける書店は存在する。果たして今後、書店が果たすべき役割とは、
そして、魅力の源泉とは何なのかを考えることで、書店の未来像を探る。

コーディネーター●永江朗(フリーライター)

パネリスト●青山南(翻訳家)+高野明彦(国立情報学研究所)+大垣守弘(大垣書店)

 

第2部 分科会

 

●第1分科会 12:40~14:10

書店に求められる人材とは

マーチャンダイジング、接客、情報収集、POSデータ分析、財務管理など、書店員には多種多様な能力とスキルが求められる。
そのひとつひとつの業務が読者にとっての本屋の魅力を創り出していることは間違いない。書店員に必要な能力とスキルとは何か?
身に着けるにはどのようなプロセスが必要か? 本分科会では書店で必要とされる人材とその育成について議論する。

コーディネーター●能勢仁(ノセ事務所)

パネリスト●佐野衛(元東京堂書店)+石塚昭生(版元ドットコム)

 
 

●第2分科会 12:40~14:10

“近刊情報”で出版ビジネスはこう変わる

日本出版インフラセンターは4月に「近刊情報センター」を開設した。出版社が刊行前の書誌情報を取次や書店に提供することで、
予約販売や事前注文など、これまでの書店ではあまり行われなかった販売や仕入が可能になる。この情報を書店が活用することによって、
出版のビジネスモデルがどのように変わるのかを、ネットでの予約販売を展開してきたアマゾンジャパンやネット21の事例を中心に検討する。

コーディネーター●星野渉(文化通信社)

パネリスト●田中淳一郎(NET21恭文堂)+友田雄介(アマゾン・ジャパン)、浴野英生(日本出版インフラセンター)

 
 

●第3分科会 14:30~16:00

“理想の書店像”をゼロベースで考える

オンライン通販の普及、コンテンツのデジタル化、小売業の構造変化が劇的に進む中で、リアル書店は今後どんな価値を読者や
作り手に提供することができるのか。環境激変の今こそ原点に帰り、書店運営のビジョンを持つことが重要だろう。
現場の第一線で新たな手法を求め活躍する書店人と、幅広い視点で本の世界を視るブックコーディネーターが、
個別の課題解決論のみでは見落とされがちな、書店の「あるべき姿」について討議する。

コーディネーター●内沼晋太郎(ブックコーディネーター)

パネリスト●草彅主税(丸善丸の内本店)+長崎健一(長崎書店)+大八木孝成(元ヴィレッジ・ヴァンガード)

 
 

●第4分科会 14:30~16:00  共催●日本出版学会

電子図書館の現状と出版産業のこれから

Googleブック検索訴訟、国会図書館による所蔵資料のデジタル化、電子納本制度、公共図書館へのデジタル配信など、
昨今の急速な出版デジタル化の流れは、新たな出版産業と図書館との枠組み作りを急務として求めている。
本分科会では公共図書館で実験・導入が進められている“電子図書館”サービスの現状報告を中心に、今後の出版と図書館が取り組むべき課題と方向性を討議する。

コーディネーター●湯浅俊彦(立命館大学)

パネリスト●沢辺均(ポット出版)、金子哲弥(図書館流通センター)

 

第3部 懇親会

 

●18:00~ 北コンコースレストラン街 カフェテリア マーメイド

読者から、書店、図書館、取次、出版社そして著者と出版文化を育む人々の交流の場、
明日への始まりの場にご参加をお待ちします。
(定員に達し次第、締め切りますことをお許しください)

 

お申し込み

参加費
□シンポジウム [無料]
□分科会(前年の記録集付き)+懇親会 [7,000円]
□分科会のみ(前年の記録集付き) [3,000円]
□懇親会のみ [5,000円 ]
※第1分科会と第2分科会・第3分科会と第4分科会はそれぞれ同じ時間に行われるので、一緒に選択することはできません。ご了承ください
※参加費は、当日受付にて申し受けます。

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